台風の痛手
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mamiさん コメントありがとうございます。
「いいもんは 高いんですよ」っていうふうになって、ちょっと高めのほうがいいものに見えるから、っていうようになってはいけないですね。私は、ほんの数種の農作物を作っているだけで、ほとんどの部分が消費者ですから、わたしも含めて、消費者がちゃんと知識をもたないとダメですね。
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いくら質のよい(高価な)肥料を使っても、原価の計算をして、必要経費分を足して売値が決まるわけではない。まして労働代価なんていうとかなり低いものになる。
安くていいものなんて、まぁ、無いよなと思う。
二年くらい前、出荷先のアンちゃんが東京からやってきた。朝から始まっている肥料の勉強会に昼に着いて挨拶をした。「消費者は、安くていいものを求めているのです」
「はぁ?」 私はその聞きたかったけど言わなかったことがある。
「あんた、朝起きて、新幹線できはったんでしょ? 昨日の晩から夜行バスに乗って、その分の時間外手当てや出張手当ては、もらわないで、経費節約する気あるんかぁ~?
私らに、それをしろと言ってはるんやね?」 と。
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久しぶりに、自分の『プロフィール』を見てみたら、百姓を始めてもう、丸3年が過ぎていたのに気付いた。
畝作りもだんだん慣れてきた。最初は、一反分の畝の端の成形(排水がよくなるように、トラクターで畝を立てた両端を、スコップと鍬で掘る。)を、休み休み3日かかってしたような記憶がある。きれいに成形しないと後でどうなるかということがわかっていなかったので、土掘りという重労働にへこたれながら、嫌々、作業した。
畝間の通路の土をきれいに取っておくと雨でのぬかるみが少なく歩きやすいし、散水ホースが曳きやすい。
水泳で心肺機能が向上したこともあって、今年は一反分、午前中で仕上がった。これは自分でも驚いた。
中年以降に農業を始めようとする人は、まずジムにでも行って基礎体力を向上させてからのほうが失敗が少ないと思う。農家のじいさん方は百姓で鍛えられるというけれど、それは間違い。腰や膝など、鍛えるより先にこわれる。それに機械化されたといっても持久力が必要な作業も多い。
去年は、9月が(9月も、かな?)異常に暑く、8月末にはちゃんと覚えていた、種蒔きの日(9月15日)を、まったく不思議なことに失念してしまった。9月上旬に始めた稲刈りで、コンバインの乗り手が、二人続いて軽い熱中症になり、2日ずつ寝込んだりしてバタバタしたのもあり、「種蒔き」のイメージもわかないくらい暑かったのだと思う。
忘れたことに気付いたのは9月の末日。契約栽培で出荷初日予定日が決まっているので、忘れたことに気付いた日から3日くらい、ご飯を食べる気がしないくらい動揺した。その後、天気と気温予想をチェックし、どれだけ苗が大きくなったか畑に見に行き続ける日々が続いた。あの時の事は今思い出しても胃が痛む。
けれど、去年はそのまま暑い日が続き、「暑いからちょっと種蒔きを遅らせよう」と思った人の壬生菜は、暑さで育ちすぎて出荷用の袋からはみ出るまでになってしまって(袋からはみ出た部分消費者に届くころにはしおれて傷むので)、出荷停止になったものもあったらしい。
私は大きくなりすぎて困るという心配は一切しなくてよかった。あり得ないミスをしてしまったけれど2週間の遅れは、結果的には良かったということになった。
「温暖化!温暖化!」なので、今年は何日に蒔こうか?とずっと悩み続け、初日を2日遅らせて、17日にした。そしたら不思議なことに、ここ2~3日の寒さ。昨夜、寝る前にふと携帯画面を見たら、【鹿児島の出水に越冬ツルが来た。9月に飛来するのは初めて】とニュースが流れているではないか!このまんま肌寒くなっていったら、また「早く育て!育て!」と祈らなければ。また胃が痛む。
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去年、プッチーニを作ったとき、ぼんやり、うっかりしていて収穫が遅れて、たくさん腐った。
今年はやる気満々でツルもしっかり切って、今日か?今日か?と観察し、悩みながら採った。王隠堂農園に「かぼちゃ採りました」と電話したら、「え?もう?ちょっと早くない?一つ食べてみて。」
ひょぇ~~!また、失敗?と思っていそいで電子レンジに入れてびくびくしながら食べてみた。ちょっとだけ、早めだけど、まぁまぁ大丈夫そうでほっとした。
採ってからでも味がのってくるから、ということなのでしばらく倉庫で追熟させることにする。湿度が高いので、今は、扇風機の微風をあててある。
この、かぼちゃの黄色い部分、下になって地面についていたほうなのだけれど、こうならないように途中で向きを変えるように、と注意はされていた。けれど、実の上下を入れ替えるにはツルが硬すぎる。ねじって上下を変えることはできなかった。やったら実がちぎれていたと思う。
こういう風に黄色いのって、そんなに問題なのかなぁ?
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大量に蒔いて大失敗したらショックが大きいので、少しだけ種を蒔いた。無事に全部発芽した。
定植するころになっても植える間隔がよくわからない。近所で去年植えていた人に育て方のコツを聞くと、「なんか、よくわからないまま植えて、まめに見に行かなかったら野球のバットみたいになってしまって……」
王隠堂農園の先輩の農家さんに電話で聞いたら、「摘心はしない。家の近くに植えてたびたび見に行かないと、じきにバットみたいになって…」
「今年は作っていらっしゃらないんですか?」と聞いたら、「ホホホ、バットみたいになって、あんまりお金にならんかった」とのこと。
やっと本をみつけてズッキーニの植え方が分かったけれど、私の予想よりちょっと間隔を広くとるらしく、場所が足りなかったけど余った畝に均等に定植した。
出荷先の人から「いつごろ出荷できるか早めに言うように」といつも言われるのだけれど、この10cm足らずの状態から何日で「バットみたいになる」のか、私には予想も付かない。
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20年くらい前に青汁を飲んでいた時期があった。ふと、昔をおもいだしこの夏は、ケールを育ててジュースにして飲むことにした。
ほとんど有機肥料ばかりを使うようになって、野菜の味がぐんと良くなった。ケールの苗を植えたときは、とくにそのことを意識していたわけではないけれど、なんとなく、植えてみる気になったのは、それが原因かもしれない。
何年も前から「有機○○○○」と名前の付いた肥料を買ってはいたけれど、その「有機○○○○」と印刷された袋の中に化学肥料も含まれているものがあるということを知らなかった。
20年くらい前の記憶だけれど、青汁は霜が降りる冬のほうが甘みがあって美味しかったと思う。今、初夏だけれど、充分甘みがあって美味しい。
3日間。ケールだけをジュースにしていたが、りんごを少し入れたりもしたのを思い出し少しだけ混ぜてみたら、そのほうがかえって青臭さが強調される感じでまずくなった。
ケール自体の甘みが美味しい。
肥料を変えれば味が変わることを、またまた、強く実感した。
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